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blackcatの鉄道ニュース解説

更新頻度は低いですが、鉄道関係のニュースについて独自の視点で書かせていただきます。

JR西日本の長距離列車は・・・改造車

JR西日本が発表した「長距離列車」
2017年6月20日、「トワイライトエクスプレス 瑞風」より割安で楽しめる長距離列車を2020年夏までに導入する計画を明らかにしました、「瑞風」「やまぐち号用レトロ客車」に続く第3弾として新車を期待していた人も多かっただけに、発表されたのが古い国鉄形電車(117系)の改造ということでガッカリされた方も多かったのではないでしょうか。
Facebook等の、SNSでは、驚きの声と落胆するコメントが多数上がっているようです。

JRWEST
JRWEST
画像はJR西日本提供のものを流用

敢えて117系を採用したのではと考えてみる。

個人的には、JR西は敢えて、117系を改造の種車にしたのではないかと考えています。
その理由は大きく分けて二つです。
  • 採算が本当に取れる車両として運用できるのか不安があること。
  • 次世代の技術車両(SmartBESTや、JR西日本自らが開発している蓄電池電車)等の開発がまだ終わっていない事。
採算が・・・この点は、JR九州が特急特急「はやとの風」をキハ47系気動車で改造したのと同じ手法と考えています。
金沢支社の、「花嫁のれん」等と同様の延長線上にあるものと思われます。
花嫁のれん
画像 Wikipedia

瑞風との対局で寝台列車を期待した向きには残念でしょうが、その辺はグリーン車の個室などを今回導入したことで可能性は探っていると思われます。
そして、これは上記の、
次世代の技術車両・・・の開発を待っていると思われます。
実は、JR西日本の報道発表で着目したのが、ハイブリッドも検討したがと言う点です。
一先ず、開発途上の蓄電池電車を導入するよりも、経費を抑えて117系を改造した電車を投入して利用者の動向を探ろうとしているのではないでしょうか。

Smart BEST
画像 Wikipedia

117系で大丈夫?

国鉄形はJR後に製造された車両以上に頑丈に作られていますので、部品の確保だけ出来ればしばらくは運用させることが出来る可能性が高そうです。(実際、トワイライトエクスプレスの24系客車も昭和49年(1974年)以降の車両ですから40年以上使ったわけですから)
安く利用してもらえる新しいコンセプトの車両ということですからこうした、117系の改造でまず状況を探って、その後一定の利用者が見込めると考えれば、
その結果をもって、新たな車両を開発できるであろうし、更に採算性があるとすれば、多様な発着地(関西空港発出雲市行きと言った、列車も誕生する可能性は十分考えられると推測しています。)
117系電車

新しい鉄道の楽しみ方を提案すべき時代

これから、更なる人口減に向かう中、鉄道会社としても新たな収益源を考える時期に来ているといえるし、高齢化により自ら運転するよりも、乗換なしで移動したいというニーズも今後発生することが十分予測されるため、そのテストケースとしての117系改造の長距離電車ではないかと考えています。
予想以上に人気が高ければ思い切ってハイブリッド方式の新車を導入するでしょうし、そうでない場合は引続き電車の改造車等を導入することになると思われます。

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プロフィール

HN:
加藤好啓
年齢:
57
Webサイト:
性別:
男性
誕生日:
1960/06/10
職業:
鉄道ジャーナリスト
趣味:
写真 読書
自己紹介:
初めまして、鉄道ジャーナリスト&日本国有鉄道日本国有鉄道研究家の加藤好啓です。blackcatと言う名前でネット上で活動していますのでご存じの方も多いかと思います。
鉄道関連のニュースの簡単な解説(特にJR中心)でアップさせていただきます。

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